6000Kmを超えて
インスタグラムでフォローしていた
日本料理店を経営している インド人のシェフが
ムンバイから150Kmほど離れたプネ―という街から
2日間限定のイベントで来る広告を見つけた。
しかも訪れるのは、私たちの入籍記念日!
コースは9品で、3種カクテル飲み放題。
料金は、1人4000ルピー。日本円で8000円ほど。
祝い事だ!即決!
このシェフ、日本に料理修行も行き、味も本格的という噂。
(我がふるさとにも、このシェフ来てくれたんだって♩)
この日イベントに来ていた日本人は私たちだけ。
あとは、インド人。
(前日は日本の方も数名いたらしい)
料理会場は、あの「料理の鉄人」という番組のごとく
(若い人は知らないよね…いい例えが見つからない)
お客さんは2階席に、1階は厨房になっていて、
ライブ感のある調理場が見渡せ、出来立ての料理が運ばれる。
そしてシェフが日本語でも料理の説明をしてくれた。
どれも美味しい。
目をつぶれば、日本にいるかな?と思うくらい。
味ってすごいな~。記憶を呼び起こすのだと思った。
中でも驚いたのは「たこ焼き」
「たこ」という海外では、馴染みない(どちらかというと驚かれる)
食材をあえて使ったことの勇気。すごい…
そして、たこ焼きといえばのこの器。
特注で、インドで手に入れたと話してくれた。
「これでなきゃたこ焼きでないですから」と笑顔のシェフ。
大変だったろうな~。
そしてソース。17種類の野菜や果物を煮込んで作ったと!
てっきり、お〇ふくソースかと思っていた私たちは
声をあげて驚いた!
その上で、このコースはベジタリアンメニューと、ノンベジタリアンメニューが
提供されていた。
多宗教のインド。その配慮が当たり前にされていることに、世界の広さを感じた。
何より、このインドという土地で、
日本人よりも、日本食にこだわって、日本の味を愛してくれて
広めてくれるシェフとそのスタッフさんに
感動した夜だった。
入籍記念日だと雑談した事を覚えていてくれたスタッフさんが
最後には、パンケーキも用意してくれた。
6000Kmを超えて、日本を懐かしむことができ、
6000kmも離れていても、「美味しさ」と人の「温かみ」と「情熱」は
色褪せないのだとも思った夜でした。
ぜひ、インドのプネーに訪れた際には、
japanese restaurant 「GINKO」へ