そらのむこう

そらのむこうからこんにちは。どうもハルです。

試験終わったー!

今日、10月22日は決戦の日でした。

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そう、日本語教育能力検定試験の日だったのです!

私は受験生でした。

 

サウジアラビア、そしてインドと海外に住んで、

日本人である事をより自覚し

日本が愛されている事を感じ、

日本語に興味を持ってもらっている事を知りました。

 

そんな中に出会った

「日本語教師」という仕事。

 

その魅力と面白さにトリコになりました。

と、同時に奥深さと難しさを知りました。

 

法律、歴史、教授法、発音、、、、

めまいがしそうな活字を読んで

全く分からない発音の違いに、

発狂しそうになりながらも

「分かる」を積み重ねて、「知識」にして来ました。

 

多文化共生、異文化理解

少し先の未来。日本では、

海外の人がお客様ではなく隣人になる。

 

本当に魅力的な仕事だと思う。

 

それにしても試験は、難しかった!

でも、楽しかった!

だけどほっっっっとに、疲れた!

 

学べた時間、知識はウソじゃない

 

これからも日本語を学び続けよう。

 

ひとまず、頑張った私に花マル!◎

肥える 超える 

食欲がとまらない

 

もうすぐ生理がくるから  という言い訳

 

秋だから  という言い訳

 

集中して勉強したから  という言い訳

 

お腹に、いつの間にか 静かに居座っている脂肪

痛みも、かゆみもなく

持ち主に気付かれないように、

ムクムクとその存在感を増してきた。

 

何のために痩せるのか?

―――誰にも求められているわけでもない。

 

何のために我慢しているのか?

―――「我慢は体に毒だ」と聞いたことがある。

 

そうだ!

美味しいと思えるうちに

歯があるうちに

健康なうちに

食べようじゃないか

 

それで、いいじゃないか。

 

私が食べるたび、胃袋と同じように

膨らんでいく ごみ袋。

 

「お前も大きくなったな」

『あんたが食べるからだぞ。』

そんな風に聞こえてきそう。

 

ゴミ捨ての日まで、まだもう少し大きくなってもらおうか。

食べたい時には、食べよう。

そんな秋。

雨降りの午後2時。

まわりくどいラブレター

1年前のいまごろは、暑いインドの涼しい部屋にいました。

 

2年前のいまごろは、暑いサウジアラビアの涼しい部屋にいました。

 

そして今。田舎の小さな町で借家に住んでおります。

夏も終わり、涼しい部屋に一人。

 

徒歩1分ほどの所に

川幅50メートルほどの大きな川があり、

夏にはたくさんの釣り人が来ていました。

家の窓からは高い山が見え、

くたびれた商店街では、

夜になるとクリスマスツリーのライトのような小さな明かりが

蛍のように光り、行く先を照らしてくれます。

自然!空気美味しいとはこの事。日本ってすばらしい!

先日町内会のバーベキューがありました。

この街に「ようこそ」と歓迎してくださいました。

 

夫の勤務地がここになり、

たまたま、借家が空いていたから来たのですが、

全てご縁だなと。

 

この景色、出会う人

去年の自分は想像もしていなかった日々。

 

独身の時は、自分でハンドリングをしていた感覚でした。

行きたい、買いたい、食べたい、見たい、したい。

 

そのすべてが基本、自分基準で選んでいました

 

でも、今は

誰かの「決断」が、重なって

私の人生が決まっている。

 

そんな感覚。

 

でも、それは虚しさではなく

予想を超えた、彩りを毎日に添えてくれています。

 

冒険とまではいかなくても、

人生はやっぱり面白いです。

 

これが結婚の醍醐味なのかも。

これからもよろしく。

インドよ。サヨナラ!

ついに、本日帰国です。

ここ数日、荷造りと買い出しと、掃除の毎日でした。

 


不思議とバタバタしてはいても

ふと、外を見たり

片付いていく部屋を見ると

忙しいはずなのに

「もうここには戻ってこないんだな」と

手を止めがちの私でした。

(感情に浸るタイプですね)

 


いつも通うスーパーのHAIKO とD-Mart

シートベルトもないリキシャ

その辺にいつもいた野犬

そびえたつ耐震強度が不安なフラット

そんなただの街並みさえ

愛おしくなります。

 


大好きなgreat panjab のバターチキンカレー

あの味は最高だったなぁ。


でも、何よりも私がこの国で好きなのは

人々でした。

もちろん中には、騙そうとしてくる人もいる。

面倒くさそうに対応される時もありました。

 

だけど、心の底から親切な人もいて、

明るくて、素直で、純粋で

その繕ってないありのままの姿が

人の目を気にしすぎる私にとって

新鮮で、心地よかったです。

 

7年前のボランティアで、

1週間、旅行した時には

感じられなかった事が

たった10ヶ月だけだったけど、暮らす事で

たくさんの魅力や文化を感じる事ができました。

 

ありがとう。インド!

大嫌いなところも、大好きだよ!

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ミッションインポッシブル

荷造りが大変です。

 

あと10日ほどに迫った出国のために

荷造りという絶対的にやらなければならないミッションがあります。

 

しばらく、「あまり早くやってもね」と

部屋の隅に立てかけられた段ボールたちと

目を合わせてこなかったのですが

意を決して組み立ててみました。

 

段ボールを遠目で見ていた時には、

「あれも、これも、それもこの1つにまとまりそう」と

予想していたのですが、

いざ、入れてみると結構入らないものなのですね。

 

横にしたり、立ててみたり、

なるべく隙間がないように詰めている様は、

まるでパズルゲームです。

 

さらに困ったことは、

外出先で出会う魅力的な小物や雑貨が

「ここでしか買えない」「思い出」プレミア感を出してくること。

 

そんな誘惑が、あちこちからやってきます。

そして物が増えます。

 

どーんと部屋の隅に鎮座し、その存在感を増してきた段ボールたち。

しかも持ってみると意外に重い。

さぁ、このミッションはコンプリートできるのでしょうか?

いよいよ

インドに来て、約9カ月。

いよいよお別れの時が近づいてきました。

 

うだるような暑さ。

窓を開けると埃っぽい空気。

耳を澄まさなくても聞こえるクラクションの音。

きまって夜中、繰り広げられる、野犬の抗争

 

そのどれもが、イライラさせたインド。

 

「もう二度と来るか」と何度思った事でしょう。

 

しかし、明るいインド人の素直さ

拙い英語でも一生懸命理解してくれる懐の深さ

素のまま生きているたくましさ

笑顔を向けると少し照れたほほえみ

 

そのどれもが、人と人がつながっていることを意識させてくれ

人のあたたかさで、この国が好きになりました。

 

いろんな宗教が、1つの空間にいること。

様々な言語が、当たり前に飛び交うこと。

物乞いだって、言い返してくるたくましさ。

 

時には、目をそむけたくなるような貧しい光景でも、

こんなとこに暮らせないと思う臭いが漂う場所でも

水が死んでいると遠目からでも分かる川辺でも、

なぜか「生きてる」目をしている人々。

たくさんの洗濯物を洗うたくましい背中。

7年前、インドに来た時は感じられなかった

「暮らし」を「生活」することによって、

少しは知ることができました

 

でも、この広い広い国は、まだまだ未知なことがたくさんです。

 

だけど、ご縁があり、再び住めた9カ月間は

2016年知らなった、いや知った気で帰国した私に

「インドを語る資格はまだないよ」と強烈な日々を見せる事で

その未熟さを知らしめてくれたのかもしれません。

 

のこり16日。

いつも通り、クーラーの効いた部屋もいいけれど、

少しふらっと歩こうかな。

そう毎日思うのです。

でも、臭い。暑い。空気が悪くてくしゃみが止まらない。

 

うん。せめて、もう少し日が落ちてから出かけよう。

午前中なのに、もう30℃。それが、インドの2月28日。

 

好きだけど、愛くるしいけど、やっぱり住むのには大変です。

 

 

 

 

 

日本語という迷路に迷い込む面白さ

海外に住んでいると、日本のことが大好きな人にたくさん会います。

 

遠く離れたヨーロッパ、中東、東南アジア・・・・

日本食が好き、日本の景色が好き、

その中でも、一番多いのは、マンガが好きだという人です。

 

母国のことを愛してくれるって嬉しいなと思い

あたかも日本人代表になった気分で、毎回お礼を伝えています。

 

そんな人たちと話をしていると

日本語を教えて欲しいと言われることもあります。

(まぁ社交辞令でみんな言うから、連絡なんて来ないんだけどね)

 

あまりに言われるので、

改めて自分の言語と向き合うのも面白いなと思い

ある方にコンタクトをとりました。

 

昨年秋ごろ、偶然出会った方が、

日本企業に就職しているインド人のエンジニアに向けて

日本語を教えている方だったことを思い出したのです。

 

その方にお願いをして、ちょうど先週2月9日に

授業風景を見学させてもらうことになりました。

 

私の見た、45分の授業内容は

身に付けているものを説明するという授業でした。

 

「めがね」は【かける】

「シャツ」は【着る】

「ズボン」は【穿く】

「帽子」は【かぶる】

 

・・・・複雑!

 

英語なら、"put on" ですむのに!

 

練習問題を繰り返して、習得していく内容でした。

 

知らず知らずのうちに

日本人の私たちは、名詞によって動詞を使い分けているんですね。

 

なんて難しいことを、一瞬でしているんでしょうね。

初級でも漢字があるテキスト。後で覚えるよりも、一緒に覚える方が身に付くそうです。
文化も伝えていきます。

 

私自身、英語学習をしていても、海外で上手く伝わらないと

母国語が英語の人が、羨ましくなります。

 

たまたま生まれた国の言葉を、世界中の人が話してくれる。

美術館にいっても、文字は読めて、より深い造詣を得られます。

人間関係はもちろん、進学も、就職も、選択肢が広がります。

 

日本語が世界共通語ならよかったのにと思うことが度々あります。

 

しかし、

【日本語は複雑すぎて、共通語には向いてはいない。だが、その複雑さこそが、日本語の美しさでもある。】

という言葉を、聞いたことがあります。

 

日本語を言語として「外」から見ると

確かに、難しい、、いや難しすぎる言葉です。

 

日本語ネイティブでも、正しく使えているか分かりません。

 

でも、だからこそ、

改めて、自分の言葉を紐解いてみると、

魅力があって、1つ1つの仕組みや成り立ちを理解すると面白いです。

「外」を通して「中」を見ることで発見がたくさんです。

 

まるで謎解きをしているみたい。

 

この日本語という迷路には、出口はないのかもしれません。

複雑さだけでなく それは、魅力という意味でも。