そらのむこう

そらのむこうからこんにちは。どうもハルです。

いよいよ

インドに来て、約9カ月。

いよいよお別れの時が近づいてきました。

 

うだるような暑さ。

窓を開けると埃っぽい空気。

耳を澄まさなくても聞こえるクラクションの音。

きまって夜中、繰り広げられる、野犬の抗争

 

そのどれもが、イライラさせたインド。

 

「もう二度と来るか」と何度思った事でしょう。

 

しかし、明るいインド人の素直さ

拙い英語でも一生懸命理解してくれる懐の深さ

素のまま生きているたくましさ

笑顔を向けると少し照れたほほえみ

 

そのどれもが、人と人がつながっていることを意識させてくれ

人のあたたかさで、この国が好きになりました。

 

いろんな宗教が、1つの空間にいること。

様々な言語が、当たり前に飛び交うこと。

物乞いだって、言い返してくるたくましさ。

 

時には、目をそむけたくなるような貧しい光景でも、

こんなとこに暮らせないと思う臭いが漂う場所でも

水が死んでいると遠目からでも分かる川辺でも、

なぜか「生きてる」目をしている人々。

たくさんの洗濯物を洗うたくましい背中。

7年前、インドに来た時は感じられなかった

「暮らし」を「生活」することによって、

少しは知ることができました

 

でも、この広い広い国は、まだまだ未知なことがたくさんです。

 

だけど、ご縁があり、再び住めた9カ月間は

2016年知らなった、いや知った気で帰国した私に

「インドを語る資格はまだないよ」と強烈な日々を見せる事で

その未熟さを知らしめてくれたのかもしれません。

 

のこり16日。

いつも通り、クーラーの効いた部屋もいいけれど、

少しふらっと歩こうかな。

そう毎日思うのです。

でも、臭い。暑い。空気が悪くてくしゃみが止まらない。

 

うん。せめて、もう少し日が落ちてから出かけよう。

午前中なのに、もう30℃。それが、インドの2月28日。

 

好きだけど、愛くるしいけど、やっぱり住むのには大変です。