そらのむこう

そらのむこうからこんにちは。どうもハルです。

終わりに向けて、はじまりました。

新年あけましたね。(大分経ったけど)

この年末年始は、贅沢にスペインへ行ってきました。

もうこんな年越しは一生ないかもしれないという程、

本当に、素敵な毎日でした。

年越しはサグラダファミリアを見ながら。美しすぎる。

 

さぁ、もう終わりがすぐそこです。

実はインドの赴任もこの3月で終わりなのです。

のんびり気ままなマダム生活とも後2か月弱で終わりなのです。

 

実はもう1年いるつもりでした。

そのため急に帰国が決まったとたん、

シャボン玉が弾けるように、

その後の「つもり」が消えていく悲しさで落ち込みました。

 

でも、それはまた新しい毎日が始まること。

終わりに向けて始まった日々を嘆くより、

次の始まるための終わりがあるからと前向きにすすもうと思います。

 

人生は旅になぞられることが多いです。

確かにそうだなと感傷的に浸る今。

 

旅行中は見る景色が全て新鮮で、目に焼き付けたくなります。

1秒1秒が貴重で、時計をみると「もうこんな時間」と思うほどです。

 

それが日常となると違います。

見慣れた景色に心は踊らず、繰り返される日々に

早く週末が来ないかと、時が過ぎ去るのを願います。

 

でも、もう終わりがあると思うと、急に全て愛おしくなります。

あれだけ見慣れた窓の外の景色さえも。

カレンダーを見て「もうこの日」と思うほどです。

 

実は日常だって、もう来ない旅の1日です。

 

人間って、どうして「終わり」を知ったとたん

「終わって欲しくない」と思うのでしょう。

贅沢な旅行中でさえ、楽しさに没頭せず、

心のどこかで「寂しさ」を感じるのは私だけでしょうか。

 

でも、だからこそ美しい。過ぎゆくからこそ、美しい。

 

残り2カ月を大切に抱きしめながら過ごしていきたいです。

 

と、いってもそれは心の持ちよう。

することはいつもと同じことなんですけどね。